楽しみながら片付けよう!片付け上手は育てられる!


次から次へとおもちゃを出してきては部屋いっぱいに広げる子どもたち。「掃除したばかりなのに!」と怒りたくなる気持ちもわかりますが、ここは片付け上手な子どもに育てるためのチャンスです。

片付け上手に育つための幼児教育について考えていきましょう

おもちゃの量を減らしましょう


おもちゃがたくさんあるからどれもこれも使って遊びたくなってしまいます。とはいえ子どもが楽しんでいるものを取り上げて減らすのも気が引けますよね。でもここは心を鬼にしてあまり出番のないおもちゃを子どもに見つからないところにしまいましょう。「◯◯どこ?」と聞かれてから出せば大丈夫。

限られた量のおもちゃで子どもは十分に育ちます。むしろたくさんのおもちゃが散らかった状態だと「片付け」が苦手になってしまいます。すぐに片付けられる量だけのおもちゃだけを持つようにしましょう。

簡単に片付けることができるおもちゃ箱を用意しましょう


片付け上手になるためにはおもちゃの定位置が重要になります。おもちゃは自分のもので、そこに置いておけば安心という特別な場所を用意してあげるようにしてください。子どもの力では開かないようなフタがついているおもちゃ箱は避けてください。

このおもちゃ箱に入るだけの量が子どもに与えていいおもちゃの量だと考えましょう。たくさんのおもちゃを持っていることが子どもの幸せでもなければ、子どもにとっていい教育になるわけではありません。自分でコントロールできる範囲を身に付けさせるためにもおもちゃ箱は大切な存在です。

できなくても叱らない、できたらほめてあげる


うまく片付けができなくても強く叱ってはいけません。あなたもうまく仕事がでいなかったときに上司に叱られたらモチベーションが下がってしまいますよね。子どもも同じです。叱られるとやる気がなくなってしまいます。

逆にほめられるとやる気が湧いてくるのは大人も子どもも同じです。片付けをすると褒められるのだと子どもに覚えてもらうことが大切です。どうしても片付けようとしないときは「どうしたの?」と優しく聞いてみましょう。子どもなりの理由があるはずです。片付けたくなり理由を一緒に解決していきましょう。

まとめ

片付けは親と子どもがコミュニケーションをとるための最大のチャンスだと思ってください。すぐに叱ることはこのこのチャンスを放棄しているようなものです。子育てはうまくいかないことの連続です。幼児教育は粘り強く子どもと向き合うことが何よりも大切です。

上手にほめること、子どもが自分の持ち物をきちんとコントロールできる環境を整えてあげることが親の役割です。たくさん買い与えて「なんで片付けられないの?」なんて言わないように気をつけましょう。