幼児教育を考えたとき知育という言葉は耳にするけど実際どうすればいいのか、何から始めればいいのかわかりずらいですよね。ここではまず「知育」の基本を学びましょう。何ごとも基本が大切です。自分なりの「知育」の方向性を決めるためにも正しい知識を身につけましょう。
知育ってなんだろう
「知育とは知能を高め、知識を豊かにするための教育」インターネットで知育を検索するとそう出てきます。「そうか、わかった!さっそくやってみよう」とはならないですよね。でもここに知育の基本が書かれています。
体育は体力を育成するのに対して、知育は知力を育成します。知力とは「勉強ができる」といったものではなく、もっと根本的な「考える力」です。なにも赤ちゃんや幼児に限ったものではなく知育は大人にも必要なものです。
ただ赤ちゃんや幼児は柔軟性があるので、幼児教育として知育を行うことで豊かな発想ができるように育てることができると考えられています。
忘れてはいけない知育の狙い
IQという言葉を知っていますか?もしかしたらいまの若い世代は聞いたことがない人もいるかもしれません。IQとは知能指数のことで、少し前まではIQが高い人=天才というイメージがありました。
IQ(知能指数)=精神年齢÷生活年齢×100
これも意外と知られていませんが、IQの一般的な計算式です。生活年齢というのは知能検査を行ったときの年齢(何歳何ヶ月)で、精神年齢というのが知能検査の結果として何歳何ヶ月までの問題を解けたかということです。
幼児教育として知育をすることでこのIQを高めることができ、その知育教育は早く始めたほうが効果があると言われています。
でもここではIQというものは一旦忘れてください。知育の本当の目的は赤ちゃんや子どもたちに自由で豊かな発想ができるように育ってほしいから行うわけで、IQを伸ばすから行うわけではありません。IQはあくまでも指標。数値化されていないと不安な人のための数字であると考えています。
IQばかりに注目して知育することは受験のためだけに勉強することと同じです。子どもたちに本物の知力、考える力を身に付けてもらうことが知育の本当の目的ではないでしょうか。
まとめ
自分の子どもに知育を行おうとしたときに、子育てに熱心な親ほど間違った方向に向かいがちです。他の子と比べてみたり、うまくいかないことを嘆いてしまったり。知育は競争ではありません。子どもたちの可能性を広げるために行うものだということを忘れないようにしてください。
まず知育がなくても子どもが育つということが大前提になります。そのうえで子どもたちがのびのび成長するための幼児教育に知育をプラスする。そして知育は親と子のコミュニケーションのツールのひとつだと考えて取り組みましょう。