睡眠は人間の成長においてとても重要な役割を果たします。そして私たちが眠くなる時間は1日に2回あります。夜はもちろんのこと人間は昼も眠くなるようにできています。この昼寝は子どもの成長にとても意味のある時間だということ知っていますか?
寝ている間に成長します
子どもは寝ている間に成長します。そして肉体だけではなく脳も成長するのです。睡眠時間が長い子ほど記憶や感情を司る脳の海馬が成長します。ゲーム形式で記憶力のテストを行った結果、昼寝をした子どもは昼寝の前後でテストの結果が10%以上よくなったという報告もあります。
そして寝ている間に子どもたちは体力の回復もしています。朝たくさん遊んで昼寝をすれば午後もまたしっかり体を使って遊べます。子どもは遊ぶことで多くのことを学んでいます。たくさん遊ぶためにも昼寝は重要ですね。
早寝早起きの生活リズムを覚えてもらおう
早寝早起きの習慣は幼児のころに身に付けなくてはならない習慣のひとつです。まだ小さい赤ちゃんのうちは睡眠のタイミングが安定しませんが、小さいなりにゆっくりと生活リズムができていきます。夜にたくさん寝て、昼寝の時間が短くなっていくのです。
このタイミングで夜更かしをさせずに朝の6時に起きる生活リズムを覚えてもらいましょう。そして朝6時に起きると10時過ぎぐらいからはまた眠くなるので昼寝の時間です。この午前中の昼寝は子どもの成長に繋がる大切な睡眠なのでお母さんと一緒に早起きする習慣を身に付けてもらいましょう。
眠り過ぎないように気をつけよう
眠ることは大切ですが眠り過ぎは避けましょう。特に夕方以降の昼寝は早寝ができなくなります。すると朝起きるのが遅くなり、大事な午前中の昼寝ができなくなってしまいます。夕方の昼寝をしてしまったときは、起きるまで待つのではなく1時間程度で起きてもらうことも必要です。
ただし睡眠時間を「ここで寝なくてはいけない」と決めつけないことが大事です。特にお出かけなどをしたときはすでに生活リズムが崩れているので子どもはいつも通りに眠ることができません。そんなときは朝起きる時間だけいつも通りを心かげてみましょう。
まとめ
寝る子は育つは今も昔も変わらない子育ての基本です。たくさん遊んでたくさん寝てもらうこと。ただそれを「勝手に寝て勝手に起きる」から理想の昼寝の時間に誘導するのも親の役割です。
子どもが大きくなったときに早起きできないようにならないためにも、生活リズムのある昼寝を心がけるようにしてください。