私たちの暮らす日本は山や海などの自然に囲まれ、インフラ設備も整い、多くを望まなければ穏やかな暮らしができています。ところが世界に目を向けると、十分な教育を受けられない子どもがたくさんいて、毎日の食事すら十分ではない人もいます。
日本でも細かいところを見ていくと、教育格差や気候変動による自然災害が増えてきており、小さな歪が徐々に大きな問題になりつつあります。
そんな世界が抱えている問題を解決するために、2015年9月に国連で開かれたサミットにおいて、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標が掲げられました。その目標が「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標):SDGs」になります。
このSDGsを実現するためには国が法整備をしたり、指針を掲げたりするだけではなく、企業や個人が高い意識を持って取り組む必要があります。トーレーショップも事業を安定継続し、相模原市を中心とした地域の社会的課題解決と持続可能な社会実現に貢献するため、下記のSDGs活動に取り組んでいます。
それぞれのゴールに対して、トーレーショップがどのような取り組みを行っているのかご紹介させてください。
4:質の高い教育をみんなに
トーレーショップではダンボール製のグッズを販売していますが、その中でも力を入れているのがジュニアデスクチェアをはじめとする知育関係のグッズです。
知育グッズは子どもの育成にとても効果的なアイテムですが、子どもが生まれたばかりの家庭は何かと物入りで、高額な知育グッズを購入するのが難しいといった現状があります。そこで私たちは若い夫婦を応援するために、価格を抑えたダンボール製の知育グッズを提供しています。
5:ジェンダー平等を実現しよう
当社は会社の規模がそれほど大きくないこともあって、SDGsが掲げられる以前から性別の垣根をなくし、女性と男性はそれぞれの視点や強みを活かした製品開発を行っています。
2014年「第1回神奈川なでしこブランド」の認定商品に選ばれている「ベビーチェアデスク」は女性が子育てママの視点をベースに商品開発を行っており、それを男性社員の視点を掛け合わせて製品化に成功しています。
社内における女性に対する差別をなくすだけではなく、それぞれが伸び伸びと個性を活かせる環境づくりに力を入れています。
9:産業と技術革新の基盤をつくろう
当社が取り扱っているダンボールそのものは、すでに技術的にも完成されているもので、ここから新しい革新的な技術が生まれる可能性は低いものの、ダンボールを使ったアイテムという意味では可能性が無限にあります。
ダンボール製品を販売するというところで満足するのではなく、ダンボールの技術を活かして新しい分野に進出することで、産業と技術革新の基盤づくりに貢献できると考えています。
また、私たちがダンボールの可能性を示すことで、資源が限られている国でもダンボールを使ったアイテムが注目され、持続可能な産業のひとつとして根付いていくことも期待しています。そのためにも、これからも常に新しい分野への参画にチャレンジし続けていきます。
12:つくる責任つかう責任
ダンボールは95.5%のリサイクル率があり、それを使うだけでも持続可能な生産と消費に貢献していますが、販売するだけでは貢献したことにはならないと考え、当店では販売後にリサイクルで協力してもらう“呼び掛け”姿勢を重視しています。
ダンボール製のアイテムを使わなくなったときに、リサイクルゴミとして捨ててもらうところまでが私たちの責任であることを全社員の共通認識とし、ダンボールがただのゴミになってしまわない社会を目指します。
15:陸の豊かさも守ろう
当店が取り扱っているダンボールは紙で作られていますので、元を辿れば森林ということになります。森林を守ることが私たちの事業を継続するためにとても重要であり、必要以上に森林資源を使わないようにするために、無駄がない設計をするよう心がけています。
私たちの会社がある相模原市は森林率が約57パーセントもあり、この森林を次の世代に繋いでいくことが当店の使命のひとつだと考えております。