シンプルな暮らしに憧れる人も多く、最小限のもので生活をするミニマリストが話題ですよね。しかしものを減らしただけでは、その状態を維持し続けるのは難しいのが現実です。
多くの人が「自分はモノを持ちすぎている」と感じ、モノを減らさなくてはと思いながらも、なかなか捨てることができずにむしろ増やしてしまう現状があります。特に子育てをしているときには、片付けをする余裕もないので整理整頓はとても悩ましい問題です。
そこで、ここではトーレショップのアイテムを活用した、失敗しない断捨離の方法についてご紹介していきます。子育てが忙しすぎて、とても片付けなんてできないと思っていた人でも、上手に片付けられるようになりますので、ぜひ参考にしてください。
断捨離をおすすめする理由
世の中には生活を楽にするアイテムがいくつもあり、家電などは年々進化していきます。ファッションアイテムも、魅力的なアイテムが毎年発表されます。さらに子どもは日々成長していきますので、洋服や靴などのサイズがどんどん合わなくなり、さらに興味を示すものもどんどん変わっていきます。
このような環境では、普通に生活しているだけでも自然とモノは増えていきます。さらに、手に入れたモノは新しいモノを呼び込みます。例えば子ども用の小さなプールを買うと、ポンプやビーチボール、バケツ、浮き輪などなど、楽しくなるアイテムが欲しくなって買ってしまいます。
無制限に収納できるスペースがあるなら問題ないのですが、どの家庭でも収納スペースは限られていますよね。そうなると収納しきれないアイテムが、生活空間に散らばってしまいます。その結果、掃除や片付けの回数が増えていき、お母さんは心も体も疲れてしまいます。
モノがなくなれば、そんな疲労感とも無縁でいられます。でも、断捨離してモノを減らすと不便になるじゃないかと思うかもしれません。確かに不便になることもありますが、本当に必要なものだけに囲まれて暮らすことでストレスフリーの状態になります。
ただでさえ子育てはストレスが多いのに、生活を便利にするアイテムによって、さらにストレスを増やすというのはあまり賢明な判断ではありません。便利なアイテムがない生活はすぐに慣れますが、モノが片付かないストレスに慣れることはありません。
忙しくて時間がないからこそ、モノを減らして丁寧に暮らすことが必要なのですが、多くの人はその反対を選び、ストレスに押し潰されそうになっています。そういう状態から抜け出せるのが断捨離です。ただ、断捨離はモノを捨てればいいといった単純なものではなく、きちんとした手順やルールが必要です。
断捨離を成功させて、ストレスのない生活を手に入れるには、どのような手順やルールが必要なのか、そしてトーレショップのアイテムをどう活用すればいいのかについて詳しく見ていきましょう。
断捨離の基本的なステップ
まずは断捨離の大きな流れから説明しておきます。断捨離は3つのステップで構成されています。
1. モノを捨てる・モノを手放す
2. モノを収納する
3. モノを増やさない仕組みを作る
この手順を守らずに、いきなり収納を考える人もいるようですが、それでは収納アイテムを増やすだけです。断捨離で最初にしなくてはいけないことは、自分の持ち物を把握して、必要ないものを捨てるということです。
この「捨てる」というのが、断捨離をするにあたっての高いハードルになります。それでも、このハードルを飛び越える方法がありますので、それについては後ほど詳しく説明します。
不要なモノを手放すことに成功したら、そこをスタートラインにして、モノの収納を行います。この収納にもコツがあります。正しく収納しないと、収納スペースがあることでモノはまた増殖していきます。そして、モノを増やさないための仕組み、マイルールをきちんと作る必要もあります。
具体的にどのようにすればいいのか、分かりやすく説明していきます。
モノを捨てる・モノを手放すときのポイント
モノを減らすときにはまず、自分がどれくらいの量を持っているかを把握することから始めてください。本当はすべてのモノを部屋に並べるのはベストですが、子育て中にそんなことをする余裕はありませんよね。そこで、子育て中にできる捨て方をご紹介します。
場所ごとに捨てるか残すか判断する
最初は本当に小さなところで構いません。たとえば衣類の入っている衣装ケース。中に入っている衣類をすべて取り出して、「使う」「保留」「捨てる」に分けてください。このときの意識としては、モノが寿命を迎えているかどうかで判断しましょう。
どんなモノでも必ず寿命があります。永遠に使い続けられることはありませんので、お気に入りのアイテムでも寿命を迎えていると思ったら「捨てる」を選び、ゴミ袋に入れてください。毎週のように使っているアイテムならもちろん「使う」ですので、元の保管場所に戻しましょう。
迷ったときは「保留」で構いません。ただし、保留の場合には元に戻さないでください。空いているダンボール箱に入れておいてください。子どものおもちゃの場合は、当店の「おうち型収納ボックス」が保留場所としておすすめです。
わざわざ「おうち型収納ボックス」を買うのはもったいないと思うかもしれませんが、保留場所は毎日目に入る場所に置いておく必要があります。毎日意識しているのに使わないとなると、それはいらないものなのだと、自分を納得させることができます。
子どものおもちゃや衣類を「おうち型収納ボックス」で保管してみて、数週間後に使わないと判断したら、潔く手放してください。
1回5〜10分の作業でOK
断捨離の最初のステップで失敗しやすいのが、一気に終わらせてしまおうとすることです。でも、実際に捨て始めるとわかるのですが、捨てるべきかどうかの判断は簡単にはできません。このため、何日もかけて捨てていくのが理想です。捨てる作業そのものは5〜10分程度のスキマ時間で構いません。
むしろ、それ以上長くやって、子育てや家事がおろそかにならないように気をつけましょう。劇的な変化がある方が気持ちはいいのですが、断捨離体質は1日で身につくものではありません。長い期間をかけて、無理のない範囲内で継続するように心掛けてください。
それを続けていれば、いつの間にか「捨て体質」になります。毎日捨てていると、モノを買うときに捨てるときのことを考えるようになり、安易に購入しなくなります。いきなり大きく変えるのではなく、ゆっくりと時間をかけて手放していく。そういう意味では、忙しくて時間のない子育て中のほうが断捨離には適しています。
モノを収納するときの7つのポイント
モノをある程度まで絞ることができたら、次に考えるのが収納です。収納に関する情報はインターネットや雑誌でも取り上げられていますが、ダンボール屋でもあるトーレショップのノウハウを応用して、収納のポイントを7つご紹介します。
1. 収納は20%の空きスペースをつくる
2. よく使う1軍アイテムは手前に収納する
3. 重ねずに立てて収納する
4. 1つの収納に1カテゴリー
5. 使う場所の近くに収納する
6. 仕切りを活用する
7. 思い出ボックスをつくる
それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
収納は20%の空きスペースをつくる
収納ボックスなどがあると、それに満杯になるくらいモノを詰め込む人がいますが、これはNGです。収納ボックスや収納スペースは、20%以上の空きスペースを作ってください。常に「まだ入るかな」という状態を保つことで出し入れがしやすくなり、片付けの手間が減ります。
よく使う1軍アイテムは手前に収納する
モノを減らしたとしても、そのなかでもお気に入りとそうでないものに分かれますよね。そこで、よく使うアイテムは収納ボックスの手前側に収納してください。出し入れの頻度が高いものを奥に収納すると片付けるのが面倒になりますので、1軍アイテムは1番手前の目立つところを定位置としましょう。
重ねずに立てて収納する
収納が苦手な人がやりがちなのが、重ねてしまうというミスです。子どものおもちゃや衣類など、手っ取り早く片付けるために、上からどんどん重ねてしまう。そうなると下側に入ったアイテムが埋もれてしまい出番がなくなってしまいます。何がどこにあるのか分かるように、できるだけ立てて収納しましょう。
1つの収納に1カテゴリー
いくら収納に余裕があるからといって、1つの収納に違うカテゴリーのモノを入れるのは避けてください。衣類は衣装ケース、本は本棚といったように、収納にメリハリをつければ、収納スペースがごちゃつくことがなくなります。
使う場所の近くに収納する
収納は面倒だから雑になってしまいます。このため、できるだけ面倒だと感じなくするために、収納スペースはできるだけ近くに用意しておく必要があります。当店の収納アイテムは軽くて持ち運びができるので、遊んでいる場所への移動が簡単です。遊び終えて、すぐそこに収納ボックスがあれば、片付けを面倒だと感じなくなります。
仕切りを活用する
小さなモノを収納するときのコツのひとつが、仕切りを活用するということです。仕切りがあるとどこに何があるのかがひと目で分かるようになり、モノを失くしにくくなります。当店の「お片付けボックス」なら、ボックス内に最初から仕切りがありますので、爪切りやハサミ、ボールペンなどの日用品など、小さなモノを収納するのに最適です。
思い出ボックスをつくる
断捨離がいいことを頭で分かっていても、なかなか行動に移せないのは、どうしても捨てられないものがあるからです。だから家族全員に1つずつ思い出ボックスを配りましょう。ここでも役立つのは、大容量の収納ができる「おうち型収納ボックス」です。ここに入る範囲で、大切な思い出の品を自由に収納していいことにすれば、必要以上に思い出を溜め込まずに済みます。
モノを増やさない仕組みを習慣化する4つの方法
モノを捨てて収納までしたら、そこで一息つきたくなりますが、断捨離で大事なのはここからです。何もしなくてもモノは増えていきますので、これを食い止める仕組みを作り、そして習慣化できるようになってゴールとなります。
1. 床にモノを置きっぱなしにしない
2. 衣類やタオルなどは枚数を制限する
3. 新しく買うときは3回以上考える
4. 自分のモノは自分で管理させる
モノを増やさないために、この4つをしっかりと意識してください。それぞれのポイントについて見ていきましょう。
床にモノを置きっぱなしにしない
床にモノを置く習慣を手放しましょう。どんなモノであっても寝る前には必ず片付けて、床が見える状態にしてください。モノがない状態を基本とすることで、子どももおもちゃを片付けるのがあたり前だと思ってくれます。
また、モノが床に置きっぱなしになるのは、収納になんらかの問題があるからです。収納スペースが遠かったり、収納に余裕がなかったりするなどの問題があり、ついつい床に置いてしまうわけです。床に置きっぱなしになっていたら、それらを片付ける前に、なぜそうなったのかを考えて、改善してください。
衣類やタオルなどは枚数を制限する
衣類やタオルなどは新しいモノを購入したら、古いものは捨てるようにしましょう。すでにお伝えしましたように、衣類にも寿命があります。衣類を買うのは手元にある衣類が寿命を迎えるときだけにして、新しいシャツを買ったなら、古いシャツは捨ててください。
子どもの衣類も同じです。「まだ着れる」「もったいない」と思うなら、新しい衣類を買わないこと。新しい衣類を買うなら、古いものから捨てモノの数が増えないように心掛けてください。
新しく買うときは3回以上考える
モノが増える原因のひとつが衝動買いです。とても便利そうなアイテムを見つけたとき、自分好みのウェアと出会ったとき、セールでものすごく安く売られているとき。そういうときは、何も考えずに買ってしまいがちですが、買うかどうかは3回以上考えてください。
特に家電や家具などの大きなモノを買うときには、1週間くらい考えましょう。いま買わないとなくなってしまうかもしれないと焦るかもしれませんが、どんなモノも縁があれば購入できます。完売して手に入らないのも縁だと考えて、また新しい出会いに期待しましょう。
自分のモノは自分で管理させる
断捨離をするときに絶対にしてはいけないのが、他の人の所有物を勝手に捨てるということです。子どもの持ち物であっても、必ず本人と話をして捨てるかどうかを決めましょう。勝手に捨てられると嫌な気分になり、心の深いところでモノを手放すことを嫌うようになります。ですので、基本的には自分のモノは自分で管理させてください。
例えばおもちゃは「おうち型収納ボックス」に入るだけと約束します(ボックスの数を何個までにするかは各家庭で決めてください)。すでに満杯になっている状態で、新しいおもちゃを買うときには当然何かを手放す必要があります。何を手放すかはお子さん本人に判断させましょう。
それを繰り返すことで、お子さんもモノを増やさないという感覚が自然と身につきます。モノが増えなければ部屋も散らかりにくく、忙しいお母さんも片付けでイライラすることもなくなります。
断捨離に使えるトーレショップのアイテム
ここまでの説明で、断捨離に使えるトーレショップのアイテムについて簡単に触れてきましたが、最後に使い方も含めて、おすすめアイテムをもう少し詳しくご紹介します。
おうち型収納ボックス
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子どものおもちゃ箱に適しているのが、おうち型収納ボックスです。収納力としてはバスタオルが7枚程度入りますので、少しくらい大きなおもちゃも収納できてしまいます。与えるおもちゃの量を「おうち型収納ボックス」に入るだけとすることで、おもちゃが増えていくのを防ぐことができます。
お片付けボックス
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お片付けボックスは大人にも便利な、小物を収納するのに最適な収納ボックスです。仕切りがありますので、どこに何があるのかがひと目でわかります。出しっぱなしになりがちなリモコンや筆記用具、爪切りなどの日用品、保管場所を忘れがちな印鑑や保険証などの収納に適しています。
組み合わせ収納ケース
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お子さんの持ち物を管理するのに適しているのが、組み合わせ収納ケースです。組み合わせ収納ケースにはいくつもの種類がありますが、大きなおもちゃ以外、子どもの持ち物はほぼすべて収納できます。
• ハンガーラック
• 絵本ラック
• 本棚
• 引き出し
おうち型収納ボックスやお片付けボックスと組み合わせることで、統一感のあるデザインで部屋をすっきりとさせることができます。成長とともにどうしても入り切らないものが出てくれば、追加で購入することも可能です。
もちろん基本は「増やさない」を心掛けて、お子さん自身にきちんとモノの管理ができるように、しっかりとサポートしてあげましょう。